電験三種に受かるのは無理と思うあなた 諦める前にまずは「1000時間」勉強してください

上記のように呟きました。

今回、電験三種を諦めようと考えている方に対して書いていきます。

「電験三種」という資格について

まずこの資格がどのようなものか簡単に説明していきます。

「電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力 5千キロワット以上の発電所を除く。)の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。(一般財団法人電気技術者試験センターHPより)」

 

意味がわからないと思いますので主観的な考えも混じりますが説明していきます。

資格の難易度について

説明するにもいろいろな方法があると思います。

数値、他人の意見、僕の実体験という3つの観点から説明していきたいと思います。

 

 

まず数値から。

平成30年度です。受験者数61941人、合格者数3918、合格率は6%程度です。

だいたい毎年こんな感じです。

 

数字だけみると超難関資格ですが、受験者の能力にも依存してきます。

94%は勉強せず、6%がしっかり勉強しているだけ。

そんな可能性もあります。

よって他の観点からも観ていきます。

 

 

 

 

 

次に「電験攻略独学勉強法」さんから。

ネットの情報から「気象予報士と同等レベル」という風に考察していらっしゃいますね。

方法は不明ですが、多くの資格を保有している方みたいですので、それほど信頼性の低い情報ではないかと思います。

これでしたら多くの人が難しいと想像出来るかと思います。

 

 

 

 

 

 

最後に僕の実体験から。

 

僕は新卒で東証1部上場の大企業に入社しました。

その時の企業で同期の「国立大卒電気科TOEIC900点」の人間から言われた一言。

 

「俺は受かりそうにないけど、お前なら受かるんじゃないかな?」

 

僕としては、「君が受からなかったら誰が受かるんだよ」と心の底から感じました。

まあ謙遜も含めての発言かもしれませんが、それでもこのハイスペック人材にそこまで言わせるこの資格…。

相当なレベルのものと想像出来るかと思います。

 

 

以上3つから多くの方が電験三種は難しい資格であるという風に感じたかと思います。

次に、難しいことが理由に人材を確保しずらいことが予想されますが、それでも企業から求められる理由について書いていきます。

企業から有資格者が求められる理由

公共の設備にはほぼ必ずこの資格が必要です。

大きな工場なんかには100%必要となりますね。

電気設備は責任者として有資格者が存在しないといけない、と法律で定められているんです。

 

 

有資格者を責任者として立てる。

方法は2種類あります。

外部委託するか、自社で有資格者を在籍させるかです。

 

 

スーパーや遊園地などのように、負荷のかかる電気を不定期に頻繁に利用する訳でない施設でしたら、「外部委託」すれば良いです。

外部委託を受諾する有名な企業でしたら、各地域にある「一般財団法人〜保安協会」です。

有資格者を在籍させるのはコストがかかりますし、何よりめんどくさいかと思います。

 

 

ですが、もしトラブルが起きやすい負荷変動の多い設備を頻繁に利用するのでしたら外部委託は厳しいでしょう。

例えば大きな製品をつくるメーカーなど。

毎回外部委託業者を手配するのは面倒ですし、重要な試験などの情報を外部に漏らすのは危険です。

そうなると内部に必ず一人は有資格者がほしいわけです。

 

 

それに面子的な問題もあるかと思います。

格好悪いですから。

技術的なことを仕事にしているのに、電気という工学的、技術的なことを外注って…。

いい笑いものです。

本当はこちらの理由の方が大きいかもしれません。

多くの人が難易度が高くても取得を目指す理由

外部委託は厳しい、格好悪い、これらから企業は年収を引き上げたり、たとえ未経験者でも内定を出します。

また言うまでもなく、保安協会が大量の資格保有者が必要です。

そして資格保有者の数はニーズに対して足りていないのが現状です。

 

さらに驚くべき点として、これだけ恵まれた資格であるにも関わらず受験制限がありません。

誰でも受験することが出来るのです。

 

 

 

まとめます。

異業種未経験で学歴がなく高齢でも高年収で再就職出来るチャンスを得ることが出来る資格なのです。

これならこの資格の存在を知り、関係のある仕事をしたい人間なら誰もがほしいと思うでしょう。

 

 

 

 

 

ですが実際、ほしいとは思っても持っていない方が多いです。

それはなぜか?

諦めてしまうからです。

ではその理由について書いていきます。

多くの人間が途中で諦める

実は僕も過去諦めた経験があります。

なぜか。

いろいろあるかもしれませんが下記3つが大きな要因かと思います。

内容が全然何が何だかわからない

わかりません。

 

僕は強電は専門ではありませんでした。

それでも電気系の大学院を卒業してますので、一般的な方よりは知識があるかと思います。

それでもわかりません。

 

化学式やら、物理学の力のかかり方なんて問題も多数あります。

そんな電気の専門外なところからの出題もあります。

まあ電気製品を扱う上で関わってくるのでそれらの知識が必要というのもわからなくはありませんが、勉強辛いです。

 

 

 

過去問をみて解説を読みます。

もちろんわかりません。

 

 

 

では参考書をみます。

参考書のどの部分をみればその過去問を理解出来るようになるかわかりません。(流石にここまでひどい人は珍しいかもしれませんが実際ここにこういう人間もいます)

 

このような状況でしたら心が折れてもそこまで不思議ではありませんよね。

範囲が広すぎる

電気系の大学出身でも関わりもしなかったような範囲もあるのです。

発電所の発電原理(火力発電や原子力発電など)、受電関係の電動機(誘導機や同期機などと呼ばれます)、法律関係などなど。

 

一応関わりましたがプログラミングについても出ることもあります。(C言語程度ですがそんなの覚えてません)

 

またこの試験は「理論」、「電力」、「機械」、「法規」と4科目に分かれておりますので、それに比例して必要な参考書も4冊となります。

 

広すぎます。

過去問が出来ても合格するとは限らない

これが一番の理由かもしれません。

多くの資格試験は、過去問をベースに過去問をしっかり勉強していれば合格出来るような試験になっていると思います。

 

この資格については同じ問題は出ません。

いやほんとに。

 

斜めのとんでもない角度から意表をついた問題が出てきます。

暗記では解けません。

本当に理解していないとダメなんです。

なので付け焼き刃では歯が立ちません。

電気の資格というと「第2種電気工事士」が電験三種の比較として存在しており、業務するとしても関係している資格です。

これについては本当に過去問通り出題されます。

計算問題、法令問題など数年文解くことでパターンがわかるので、ほぼ合格レベルに達することが出来ます。

そしてこの資格を取得したノリ、勢いで電験三種の受験を目指し撃沈するのが電気技術者のあるある話になっています。

まずは1000時間勉強してから考えましょう

この記事を書いている現在、僕は3科目合格(理論、電力、機械)しています。

未合格で言うのもなんですが、どの科目も少なくても300時間くらいは勉強しないと、「自分が何がわからないかもわからない」レベルでした。

他サイトさんでは「合格目安は1000時間」というのもみかけますが…。

僕は「電験三種を受験し合格するまで目指すかどうか、その判断をするレベルに到達するのに要する時間は1000時間」とここでお伝えしたいと思いますね。

 

まあ1000時間も勉強するのでしたら合格を目指して頂きいたいですが…。

 

膨大な時間ではありますが、それに見合う資格であると思いますのでがんばりましょう。

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